Activities活動記録

【ロータリークラブ豆知識③ 歯車のマークに込められた精神】

 

水戸西ロータリークラブの例会場に掲げられている、あの特徴的な“歯車のマーク”。

初めて見る方は「これは何を表しているのか?」と不思議に思われるかもしれません。

ロータリーの歯車は、単なるシンボルではなく、ロータリアンが大切にしている価値観と

行動指針を象徴しています。

実はこのマーク、中小企業を経営する方にこそ響く深いメッセージを持っているのです。

 

 

ロータリークラブは1905年、アメリカ・シカゴで誕生しました。

当初は人と人の「横のつながり」を大切にする集まりでしたが、やがて会の理念は、

社会に役立つ行動へと発展しました。

その過程で採用されたのが「回転する歯車」のマーク。

これは“奉仕は動き続けてこそ意味がある”という考えの表れです。

 

歯車には大きく三つの意味があります。

1. 力を伝える仕組みとしての歯車

歯車は一つでは機能しません。

大きな歯車と小さな歯車が噛み合い、連動し合うことで力を伝え、動力となります。

ロータリーも同じで、職業も年齢も異なるメンバーが、それぞれの経験や知恵を持ち寄ることで、

新しい発想や社会貢献の力が生まれます。

企業経営においても、社長だけが頑張っても限界があります。

社員、取引先、地域社会――多様な歯車がかみ合ってこそ、会社は力強く回り続けます。

 

2. 動き続けることで価値を生むという教訓

かつてロータリーの歯車には“穴”がなかったそうです。

つまり、動く軸が描かれていなかったのです。

そこで歯車は回ってこそ意味があるとの議論が起こり、中心にキーウェイ(軸穴)が

追加されました。

このエピソードが象徴するのは、理念だけでなく、実践こそが価値であるという教えです。

どれだけ立派な言葉を掲げても、行動しなければ社会は変わらない。

これは、毎日現場で判断と責任を負う経営者にとって、非常に共感できる精神ではないでしょうか。

 

3. 職業倫理と信頼の象徴

ロータリーの歯車は「職業奉仕」という理念とも深く結びついています。

自分の職業を通じて社会の役に立つこと。

売上や利益ではなく“信頼される事業かどうか”を問い続ける姿勢です。

また、ロータリーには先日ご紹介した「四つのテスト」という行動基準があります。

― それは真実か?

― みんなに公平か?

― 好意と友情を深めるか?

― みんなのためになるかどうか?

これは倫理・信用を重んじる中小企業経営者が、日々判断に迷ったときの指針にもなります。

 

 

私たち水戸西ロータリークラブは、毎週の例会で学び合い、議論し、人とのつながりを深めながら、

一人ではできない社会貢献を実行しています。

ロータリーは“奉仕団体”である前に、“思考する経営者の集まり”でもあります。

 

もし、会社経営を通じて地域に恩返しがしたい、人としての軸を磨きたい、

信頼できる仲間と出会いたい。

そんな思いを抱いていらっしゃるならば、ぜひ一度、私たちの例会を覗いてみませんか?

歯車のように、共に力を伝え合いながら、未来を回していきましょう。

 

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茨城県水戸市で社会奉仕活動を続ける水戸西ロータリークラブは

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